クロムの働きは?

クロムとは天然に存在する鉱物の名称です。いわゆる元素記号で表すと「Cr」となります。このクロムが発見されたのは今から200年以上も昔のこと。1797年にフランスで見つかったのが最初と言われています。現地で、シベリア産紅鉛鉱(クロム酸鉛)に含有されているのが発見されたそうです。そして、その鉱物は酸化するとさまざまな色に変化することから、ギリシア語の色(chroma)に由来し、クロムと呼ばれるようになったとの言い伝えがあります。

 

糖質や脂質の代謝を助ける働き

 

実はクロムには、人工的に作られた「六価クロム」と、天然の「三価クロム」があります。六価クロムは毒性が非常に高く、身体にも有害です。ですが三価クロムの方は、食物などに自然に含まれており、毒性は低く、少量であればむしろ身体に有効に作用するとされています。自然界に存在するほとんどのクロムは三価クロムです。この三価クロム、私たちの身体の健康を維持するためにとても大切な鉱物の一種です。食品やサプリメントを通して体内に取り込まれたクロムは、糖質や脂質の代謝を助ける働きがあるからです。

 

加工するとクロムの含有量が減少

 

このクロムという成分。特定の食品には多く含まれており、日常の食事から摂取することも可能ですが、食品の加工・精製などによって、食材のクロムの含有量が低下してしまうという問題が指摘されています。加工食品を食べる機会多い現代人にとっては、クロムが欠乏しやすい環境にあると言えます。